最近のオンカジ界隈で最大の話題といったら、なんといっても銀行口座凍結だろうね。
これまでも、オンカジで銀行振込を利用することの危険性は懸念されてたけど、入出金の制限だとか、銀行口座凍結といったケースがオンカジのユーザーから多数報告されている状況は、もはや「懸念」ではなく「事件」のレベルに達してるんじゃないかな。
相次ぐ銀行口座凍結の報告から見えてくるのは「オンカジ、いよいよヤバいんじゃね?」という撤退のムード。
オンカジはやめたほうがいいとか、足を洗うべきなんて意見は、オンカジ界隈ではいつも誰かが言ってることではあったけど、今ほどにほぼ全員が実感をともなって「やめたほうがいいんじゃね?」ってなって意見が揃いつつあるのは、歴史的にも初めてなんじゃないか?って感じがある。
オンカジの銀行口座凍結から見えてくるのは「オンカジの規制」が本格化してきたってことだ。
これまでは「グレーゾーンだから大丈夫でしょ」って油断して遊んでた場所が、実は危険水域だったって認識が広がったのが、今のオンカジの現状だろうな。
無料の入金不要ボーナスで遊べば違法じゃないでしょ?って思ってるかもしれないけどどっちみち出金するためには1回は入金しなくちゃいけないから、オンカジで遊ぶ人は全員この壁にぶち当たるだろう。
マネーロンダリング対策が厳しくなった結果の凍結
オンカジを利用した結果として銀行口座凍結がおこる理由としては、マネーロンダリングの対策が厳しくなったってのが挙げられてるが、これに関しては、大筋では合ってると俺も思うね。
そもそも銀行ってのは海外送金には厳しいところがあったんだけど、近年複雑化して高度な手口にもなってきたマネーロンダリング対策の煽りを、海外送金が基本のオンカジも受けてしまったってのは当然の流れだよな。
マネーロンダリングってのは国際的な犯罪組織やテロ組織なんかへの資金提供のために行なわれる資金洗浄だ。
俺なんかは、オンカジで遊んでるようなギャンブル中毒の連中が国際的な犯罪組織やテロ組織と繋がりがあるなんてことは馬鹿げた考えだと思うけど、「どこに芽が潜んでるかわかんないから、十把ひとからげに厳しくしていこう」っていう国家、銀行側の考えも、まあ理解できなくはないな。
あとはオンカジっていうもの自体が、ギャンブル中毒から集めた金をマネーロンダリングしてるってことも考えられるから、有象無象のギャンブラーがどうこうって問題を超えてることも確かではあるしね。
海外の事業者がマネーロンダリングをするにはまず資金をかき集めなきゃいけないわけだから、その資金源となる「日本人のギャンブル中毒」の海外送金をストップさせるために銀行口座凍結って戦略をとるのは、俺はわりといい戦略だとも思う。
実際、オンカジってのは違法なギャンブルで、そこに入金するのは「犯罪行為」なわけで、オンカジってのは「犯罪行為で得た資金」で運営もされてるわけだから、国や銀行からしたら生命線を切るタイミングが遅すぎたくらいかもしれないよな。
オンカジ厳罰化の流れとの関連も無視できない銀行口座凍結
もちろん、オンカジの利用者の銀行口座凍結は、マネーロンダリングがどうこう以前に、「オンカジの厳罰化」の流れとも無関係じゃないんじゃないの?ってことも無視できないね。
オンカジってのは「違法なのに遊べるグレーゾーンのギャンブル」として、登場以来ずっと警視庁にとっては「悩みのタネ」だったわけ。
なんで悩みのタネだったかっていうと、オンカジを国内でしか通用しない刑法では取り締まれなかったからなんだけど、銀行と協力することで「銀行口座凍結」をしちゃえば、刑法でとりしまることはできなくても、オンカジを弱体化させることは可能なんだよな。
日本人が海外のオンラインカジノで遊ぶためには、仮想通貨とかを持ってない限りは、どうしても銀行口座からの入金が避けられないけど、それをするだけで銀行口座凍結なんてことになるんなら、みんなバカらしくてオンカジなんてやってられないわけだ。
実際、銀行口座凍結の流れでやめてる連中もけっこういるしね。
銀行口座凍結はもちろん「オンカジへの危機感」を煽るって意味でもいい方法だ。
銀行口座凍結自体は「逮捕」ほど重くはないけど、「もしかしたら逮捕もありうる?」という危機感をユーザーに抱かせるには十分だからな。
これまでは「オンカジで遊んでても逮捕されることなんてないでしょ」っていう舐めプが基本だったオンカジユーザーも、「冗談じゃすまないんじゃね?」って慌てだしているのが現状。
現行口座凍結が凍結だけで済むなら「捨て口座」で遊べばいいけど、逮捕と関連付けられて「ヤバいかも」ってなったら、「捨て口座で遊べばいい」なんてのんきなことは言ってられないわけで、「懸念」でしかなかったことが、どんどん現実味を帯びてくるよな。
銀行口座凍結が増えたことがオンカジ界隈最大の話題になってるのは、「それでもオンカジやりますか?」っていう最大の問いが、今はじめて危機感をともなって突き付けられたからなんじゃないの。